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2017年10月12日

高齢者に多い睡眠時無呼吸症候群とは?対策と治療法をご紹介!

睡眠時無呼吸症候群という言葉を聞いたことがありますか?
新幹線の運転手が、不覚にも運転中に居眠りをしてしまい、一躍有名になった病気として知られています。
自分では気付かぬ間に発症し、治療も行われずに命に関わる合併症を引き起こしてしまう恐ろしい病気という事をご存知でしょうか?
全身の健康状態に悪影響を及ぼす睡眠時無呼吸症候群の原因と対策について勉強していきましょう。


睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?

睡眠中10秒以上、呼吸が止まることを「無呼吸」と呼び、もう少しで止まりそうな弱い呼吸を「低呼吸」といいます。いずれも正常な睡眠を失った睡眠障害の一種と言えます。
診断は、無呼吸と低呼吸の頻度をデータ化した「無呼吸・低呼吸指数」を用いて行われます。
日本国内の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の潜在患者数についての報告は少なく、治療が必要な重症度の方に限定しても300万人以上と推計されていますが、正確な診断・治療を受けている患者は20数万人程度とされており、多くの方に見過ごされているのが現状です。
睡眠時無呼吸症候群になると、弊害として日中の眠気、いびき、集中力や記憶力の低下、不眠症や記銘力障害などの症状が現れ、高血圧症、不整脈、心筋梗塞、狭心症、糖尿病を合併する危険性も高くなります。日中の活動低下は社会生活・精神活動にも影響をもたらし、うつ病や認知症を発生・悪化させるリスクも高まるといわれています。



原因とは?

睡眠時無呼吸症候群は、閉塞型、中枢型、混合型の3種に分類されます。
気道を塞いでしまう事により起こる場合を「閉塞型」と分類し、多くの場合睡眠時にはいびきを伴います。
一方、「中枢型」は脳の呼吸中枢から信号が送られないことによって生じる無呼吸です。純粋な「中枢型」の患者さんは気道に障害がない為、いびきをかきません。
「混合型」は気道の閉塞と脳の命令系統と、両方に原因がある場合をいい、症状の現れ方も様々となっています。
その他、肥満、アルコール摂取、睡眠時姿勢、鼻づまりに加え、加齢も要因になることがわかっています。
高齢者に特徴的なのは、体内のコラーゲンが減少し、気道周囲の筋肉や組織の弾力性が損なわれていくために気道がつぶれ、無呼吸が起こりやすくなるとされています。



症状の現れ方とは?

一番多い症状は、無呼吸、いびき、日中の眠気です。覚醒している時には、気道周囲の筋肉の緊張が保たれているので、無呼吸を自覚することはありません。
しかし、眠ってしまうと、気道周囲の筋肉が弛緩し、気道が閉塞した結果、低酸素状態に陥ります。呼吸が苦しくなるわけですから、寝ながらも無意識に呼吸努力が続けられ、それでも低酸素が続くと覚醒に至ります。こうして、夜間に何度も覚醒状態に近づき、通常呼吸に必要な何倍もの力を使って眠っているわけですから、起床時にすっきりと目覚めることができず、倦怠感や頭痛、日中には眠気を伴うことが多くなります。
また、一生懸命口を開いて呼吸をした結果あらわれるドライマウスは、起床時の口腔内の乾燥を引き起こします。

加えて、高齢者の場合には、熟睡できていない結果、夜間頻尿や尿失禁、夜間の窒息感、抑うつを助長することがわかっています。



対策と治療

肥満の場合は体重を落とす、飲酒者はアルコールの摂取を控える、横向きで寝るなどが気道の閉塞を緩和する手段として挙げられます。
しかし、原因がはっきりとしない場合、扁桃肥大など物理的要因が原因となる場合、中枢神経系に問題がある場合などは、医療機関を受診して原因に合わせた治療を受ける必要があります。
一般的には、CPAPとよばれる装置やマウスピースの装着、口蓋垂付近の組織肥大が原因である場合には外科的治療が選択されることもあるようです。
自覚症状が少なく、発見が遅れやすい病気のため、周囲の家族や介護者が、変化にいち早く気付き、すみやかな検査・治療ができるよう関わる事が重要です。

 





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