介護現場で介助者にかかるストレスとは?対策や解消方法をご紹介|介護ニュース|介護の資格取得ならほっと倶楽部

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2017年10月12日

介護現場で介助者にかかるストレスとは?対策や解消方法をご紹介

高齢化が進む日本社会において、年老いていく親の介護はどの家庭でも直面する可能性がある切実な問題でしょう。
多くの場合、親の要介護度が低い時点においては、“なんとか住み慣れた自宅で生活させてあげたい”と子世代も考えますし、本人も自宅での生活を希望するでしょう。
しかし、年齢を重ねるごとに、或いは認知症をはじめとした疾患を発症することで急速に要介護度が高くなると、介護者つまり家族にかかる負担は当初思い描いていた予想をはるかに超えてしまうことがあります。
このことは、何も自宅で要介護家族のサポートをしている家族にのみ該当する話ではありません。例え、専門的な知識を身に着け、プロとして介護の現場で働いている施設職員とて同じことが言えるのです。
そこで、介護者が強くストレスを感じる場面を調査し、その場面においてどのように対処することが可能かを考えてみましょう。



1.自宅において家族が感じるストレス場面とは

在宅介護経験者を対象としたある調査によると、要介護家族との生活において、以下のような点にストレスを感じていることがわかりました。

1位:精神的ストレス
2位:時間的ストレス
3位:肉体的ストレス
4位:金銭的ストレス
5位:介助者が少ないストレス


まず、最も家族が感じているのが精神的ストレスであるという結果に注目です。介護というと介助者にかかる肉体的な負担が懸念されがちです。
しかし、実は介護者が感じている“自分がいなければ家族が困る”という責任感が逆にプレッシャーとなり、ひいては”自分の時間がもてない“、”外出もろくにできない“、”何をしていても気持ちが休まらない“という大きなストレスとなって介護者に跳ね返ってくるのです。
中には、要介護家族を長期にわたり抱えて生活していることで、”毎日気持ちが晴れることがない“と介助者の方がうつ状態に陥ることもあり、深刻な社会問題となっています。


➡改善策を考えてみましょう
・ストレスを他者と共有する:
こんなことに不安を抱えている、腹が立つ、疲れる、など日常的に介護をしていると不安や不満は募る一方。しかし、一緒に介護を担ってくれる家族や介護の専門家であるケアマネジャー、自宅に出入りしてくれるホームヘルパーなど、介護の辛さを理解してくれる人と気持ちを共有することで、いくらかストレス解消につながります。


・介護の負担を一人で抱え込まない:
要介護家族のケアを一人で担うには限界があります。ともすれば、共倒れになりかねず、双方にとってメリットがありません。そこで、支える家族が複数いるのなら分担し、他の家族に協力を要請できないようなら介護の外部サービスを利用しましょう。


・介護保険制度を上手く活用する
自宅での介護に限界を感じた時には、介護保険を利用しましょう。窓口となっている各市区町村の窓口へ行き、要介護認定の申請をするところからスタートします。
すでに介護保険制度を利用しサービスの提供を受けている上で、さらに不足を感じ、家族に負荷がかかっているようなら、担当のケアマネジャーに相談し、ケアプランの見直しを含めて検討しましょう。





2.介護施設における職員が感じるストレス場面とは

上記では、自宅介護におけるストレス要因と改善策を考えてみましたが、介護施設に働く職員であっても日常業務においてストレスを感じることは少なくありません。
専門職である職員においてもストレスと感じる場面とは以下の通りです。

・認知症の利用者が呈する強い暴言や暴力、不穏な行動への対応
・個人のかかる業務負担が常態的に大きいこと(マンパワー不足)
・個人がもつ能力、実力以上の業務を任される責任に対するストレス


以上の3点が大きく分けて施設職員にかかるストレスの原因となっているようです。


➡改善策を考えてみましょう
いくら専門職であるとは言え、認知症を患う高齢者から受ける暴言や暴力を冷静に受け止め続けることは難しいことですし、理解はしていても抵抗を感じることがあるのも自然な心の働きと受け止めることが大切です。
こういったストレス場面では、対応を一人で抱え込まず起きている問題をチームの中で共有し、次からはチームとしてどのような対応が可能であるか検討を重ねていくことが必要です。

また、施設によっては慢性的なマンパワー不足により、職員一人一人にかかる負担が大きく結果的に、所有資格において提供できる業務の範囲を超えたサービスを提供しているのでは?と不安に陥るほど忙しいことや、単独勤務など一人で全ての利用者に対応しなければいけない事態に直面することがあります。
このような場合には、施設やチームにおいて責任の所在を明らかにする、緊急時の対応についてまとめておく、確実な申し送りができるよう工夫する、一人で業務遂行が難しいと判断された場合のフォロー体制、応援体制を明らかにしておく、職員配置を見直す、上司がチーム一人一人にかかっているストレス要因を観察し把握しておく、等により改善することが可能な場合も多くあります。

以上により、家庭内で家族が介護を担うにも、施設で介護サービスを提供するにも、介護者は共通してストレス場面を複数名で共有し、他者の援助を受けて介護の負担を分散することが重要であるとわかりました。長期的に要介護者本人を支えていく上で欠かせないポイントと言えそうですね。







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